オペラを楽しむ会ぢ5回公演ヴェルディ作曲『仮面舞踏会』無事おわりました!!

オペラを楽しむ会第5回公演オペラ「仮面舞踏会」後援・協賛・広告のお礼

オペラを楽しむ会主宰 倉科京子

clip_image002 2016年5月7日、8日まつもと市民芸術館主ホールにて、オペラを楽しむ会第5回公演オペラ「仮面舞踏会」に後援・協賛・広告して頂きまして誠に有難うございました。

初日は350人、二日目は777人のお客様を動員でき、計1127人のお客様がオペラを楽しむ会主催のオペラを鑑賞してくださり大成功でした。

日本教育公務員弘済会長野支部皆川支部長様、並びに、松本芸術文化協会会長久保田様、その他広告・協賛をいただきました皆様には甚大なるご支援を賜りまして感謝申し上げます。この公演は、広告・協賛金やチケット売上金、私を含めソリストの13か月分の積立金や合唱団の参加費で成り立っています。

clip_image004clip_image006完成というものは、いつまでたってもあるとは思いません。いろいろな意味で長い道です。しかし、来ていただいたお客様によい舞台を観たと思っていただけるように稽古を積み重ねて参りました。去年の1月から練習を開始して以来1年4か月の期間の稽古となりました。

まず誰をソリストにするかを決めました。ソリストの希望者が多く、第4回公演までは1公演だけだったのですが、今回の公演は2公演と決めました。オペラを演じたいという希望者がいる限り可能性は減らさない方がよいと考えたからです。それが少しでもオペラ人口の発展につながるのだと感じました。そのように決定するに当たり、今まで以上に経費もかかることであるし、予算的に可能なのかどうかと不安も残りました。

合唱指導については、体をしっかり使い響く声を出せる方法やイタリア語の発音、意味、ニュアンスを伝えどう表現していくのかを訓練してきました。オペラは、演劇の要素もありますが、やはり鍛えられた生身の人間の、マイクを通さない生の声の魅力が半分以上の要素を占めます。結果、あまりなじみのないこのオペラ「仮面舞踏会」もお客様に十分感動していただけたという手ごたえを感じることができました。

また、今回も向山ダンスアートアカデミーにに協力をお願いしまして、舞台を盛り上げていただきました。

clip_image008 オーケストラに関して今回は、今までのピアノ・弦楽4重奏に加わりフルート・オーボエ・クラリネット・ファゴット・トランペット・トロンボーン・テインパニーとどんどん協力者が現れて、音色も大幅に豊かになり、表現・デュナーミク(強弱)も充実してきました。

clip_image010衣装部としましては、マクナリーみどりさんのアドヴァイスも頂きながら、ネットなどで安く上着を購入し、それを仕立て直すなど工夫しました。今回は仮面舞踏会に着るドミノというマント製作、1幕2場の身分を隠すために着るマント、合唱の方の衣装をゴージャスにオーバースカートや、男性ダンサーの上着のベスト、ブラウス等たくさんの工夫が必要で衣装の改良等大変な労力でした。大変ですが、スタッフ一同良いものを作りお客さまに感動していただける一環として手作りしているという使命感に燃えて楽しく頑張りました。

clip_image012 また、助演、大道具・小道具の製作、舞台面で的確なアドヴァイスをいただきましたJUKU上條様等たくさんの協力者によって舞台が動きました。

clip_image014clip_image016clip_image018clip_image020 振り返りますと、第1回公演…2007年まつもと市民芸術館小ホールにて「現代歌舞伎版 ホームコメディオペラ フィガロの結婚」第2回公演…2008年松本文化会館中ホールにて「ドン・ジョヴァンニ」第3回公演…2011年まつもと市民芸術館主ホールにて「蝶々夫人」第4回公演…2013年「ラ・ボエーム」土の会全面協力公演…2015年「こうもり」第5回公演…2016年今回の「仮面舞踏会」と、公演を続けて参りました。 これまでと同様、私は、営業・企画・制作・演出・合唱指導・ヒロインの役に携わらせていただきました。もっと皆さんに様々なオペラを観ていただきたいのですが、一度の公演を仕上げるのに時間がかかり、1年半ほどの間隔での公演になっています。地域の方たちでオペラを創りあげて、それが出演者・観客ともども楽しみになっているという意味では、とても喜びで、なくてはならないことをしているという思いです。さらに「オペラを楽しむ会」の公演を楽しみに待って下さっている方が増えますよう、試行錯誤を繰り返して目的に向かって邁進していく覚悟です。どうか、末永く私どもの活動が続きますようにご協力のほどよろしくお願いいたします。