オペラを楽しむ会第6回公演ヴェルディ作曲『第1次十字軍のロンバルディア人』

2016年6月吉日

オペラを楽しむ会 第6回公演 合唱団員募集について

一年半かけて一本のオペラに挑戦!!

                       オペラを楽しむ会 主宰 倉科京子

下記の内容にて、ヴェルディ作曲、オペラ『第一次十字軍のロンバルディア人』の公演を行います。この作品はヴェルディの第4作目『ナブッコ』の次の作品で『ナブッコ2』とも言われている作品です。テノールの素晴らしく美しいアリア、重唱曲、合唱曲等、美しい音楽に乗って進んでいきます。中でもヒロインのソプラノのためのアリアは技巧的にも至難で、非常に聴き応えがあります。これを歌い切れるソプラノはなかなか世界にもいないほどの役です。

私はまさにこのヒロインのジゼルダの役を引き受けるわけですが・・・・・とても美しいメロディで、今自分の追及していっている声がここで十分生かされていくことを想定して練習して、皆さんに堪能していただけると、うれしいです。これも最大の一つの目標に頑張っていきたいと思います。

また、合唱団のメンバーとも発声を追及していきつつ、言葉のニュアンス、フレーズの歌い方等をご一緒にやっていきましょうね!!

  つきましては、合唱団員を募集いたします。体を使った発声で、体は健康に、頭脳はすっきりと明晰に、体はすっきりシェイプアップ!?楽しくやりがいのある練習をして、本番に向かいます。「えっ!!オペラなんて歌ったこともないし難しいのでは…」と思っているそこのあなた!!大丈夫です。楽譜が読めなくてもイタリア語が分からなくても 皆でうたっていくうちにいつの間にか歌えるようになります!「おもしろそうだな、やってみたいな…」とちょっとでも思われた方 是非ご一緒にやってみませんか?

また、舞台には乗る自信がないけれど勉強してみたい方も大歓迎です。その方は1回につき¥1000のレッスン料となります。この代金は、オペラの制作費に当てられます。

6月から練習開始です。指導者はリリカイタリアーナ主宰の澤木和彦先生、演出協力・副指揮の中津留智博先生と、オペラを楽しむ会主宰でありオペラ歌手の倉科京子です。

練習日時 6/12(日)10:00~12:30全久院本堂 、 6/25(土)1:00~3:30あがたの森1-3

本番前は月に3~4回、計40回くらいのレッスン回数になる予定。

練習会場 あがたの森、第2地区公民館、全久院等

本番までの会費 参加費として¥30,000(親子、家族割引二人で¥50,000)、楽譜代¥7,000

演目 ヴェルディ作曲 オペラ『第一次十字軍のロンバルディア人』(イタリア原語上演字幕付き)

G.P.&本番予定日時 平成29年11月(土)(日)午後2時~午後4時半

予定会場 まつもと市民芸術館主ホール          または、キッセイホール大ホール

指揮・コレペティ 澤木和彦先生(リリカイタリアーナ主宰)

照明・舞台監督 JUKE

企画・演出・制作 倉科 京子

チケット代 5000円(大人)1500円(大学生)1000円(小・中・高校生)

伴奏 ピアノ、弦楽4重奏、木管・金管楽器・ティンパニー等

練習ピアニスト 坂内美季・平山百合子

ダンス 向井ダンスアートアカデミーにお願いする予定

登場人物 ジゼルダ(ソプラノ):アルヴィーの娘…〈倉科京子・松本市在住、三井ひかり・下諏訪在住〉 オロンテ(テノール):アッチャーノとソフィアの息子…〈横西久幸・松本市出身、岩原陽一郎・長野市在住〉 パガーノ(バリトン):アルヴィーノの弟…〈藤森秀則・諏訪市在住、武田久義・長野市在住〉 アルヴィーノ(テノール):領主フォルコの息子…〈久保順平・富士見町出身〉ヴィクリンダ(ソプラノ):アルヴィーノの妻…〈下平玲夏・伊那市在住、西山範子・塩尻市在住〉 ピッロ(バリトン):パガーノの従者 …〈井手守・塩尻市在住、横山弘泰・岡山県出身〉アッチャーノ(バス):アンティオキアの王 …〈未定〉ソフィア(ソプラノ):アッチャーノの妻 …〈塚田美樹・飯綱町在住〉行者(テノール)…〈未定〉 (配役は基本的にダブルです。上記は現時点での配役です)

問い合わせ先:オペラを楽しむ会 倉科京子

℡. 090-4393-6001

Fax. 0263-34-4300

E-アドレス lyric-pop@zenkyuin.or.jp

〒390-0815 松本市深志3-7-50

 

オペラを楽しむ会の趣旨 松本は楽都といわれ、さまざまな音楽の催しや、音楽団体、音楽の組織があり活躍しています。地域に密着した文化が息づいた土地柄です。そこで松本中心に地域発の音楽文化をオペラという形で表現しようと活動する音楽家で組織されたのが「オペラを楽しむ会」です。出演者が互いに切磋琢磨しあい、最高レベルのオペラを創造しようと努めています。その趣旨にのっとり、

1、 地域の音楽家や愛好家でオペラを創造する。

2、 地域の音楽家や愛好家に練習や発表の機会を提供し育成する。

3、 地域の方々が気軽にオペラに触れることができる機会をつくる。

4、 これらにより地域の音楽文化の振興に貢献する。

以上を趣旨として公演を開催いたします。

時と場所 :1099年/ミラノ,アンティオキア,エルサレム

あらすじ

第1幕:復讐

ミラノの聖アンブロジア寺院の前の広場
「前奏曲(28小節)と導入」美しいヴィクリンダを巡ってローマ貴族の兄弟アルヴィーノとパガーノは争っていたが、ヴィクリンダはアルヴィーノと結ばれ、パガーノは兄を殺す企みを計り追放された。聖地巡礼を終えパガーノは故郷に戻るが、幸福な二人を見て再び兄への憎しみをつのらす。そこへ司祭が現れアルヴィーノに異教徒に奪われた聖地を取り戻すべく指導者になるように呼びかける。「修道女たちの合唱、情景、詠唱と刺客たちの合唱」。パガーノはヴィクリンダの忘れ得ぬ思いとアルヴィーノへの復讐を歌う。「おお、復讐への喜びよ」
ファルコ宮殿の回廊、アルヴィーノの部屋。ヴィクリンダと娘ジゼルダが不安にかられている。「ああ、聖なる乙女よ」と祈る。パガーノが刺客を連れアルヴィーノの部屋へ忍び込む。しかしパガーノは誤って父親を殺してしまう。絶望するパガーノ。

第2幕:洞窟の人
一年後アンティオキアのアッチアーノ王宮殿の大広間。ヨーロッパからキリスト教徒の十字軍が迫っていると聞き、アラーの神に祈る「使臣たちの合唱」。王子オロンテは捕らえられたアルヴィーノの娘ジゼルダと愛し合うようになる「二人の喜びの歌」。オロンテはキリスト教への信仰に傾く。
山中の洞窟。十字軍の行進。パガーノは素性を隠し十字軍に加わっている「十字軍の賛歌」。アルヴィーノが現れパガーノとも知らずに聖地奪還を語り合う。アッチアーノ宮殿でジゼルダが母を思い祈る。血にまみれたアルヴィーノがトルコ軍を追って現れる。

第3幕:改宗
ジョサファットの谷。エルサレムを目指す「十字軍や巡礼の合唱」。洞窟の中。ジゼルダはオロンテと共に手を取り父親の陣営から逃げるが、オロンテは深い傷を負う。あまりの苛酷さにジゼルダが神を呪うと、行者が現れオロンテはキリスト教徒の洗礼を受け昇天する。「喜びが血を沸き立たせる」

第4幕:聖墓
エルサレムに近い洞窟。ジゼルダはオロンテが聖霊達と法悦にひたっている夢を見る。幻想から覚めたジゼルダは「夢ではなかった」と歌い十字軍の元へ急ぐ。エルサレムへ行進する人々の開放への願いをこめた合唱。「おお主よ、故郷の家々を」。激しい戦いの中、瀕死のパガーノはアルヴィーノに名乗り出て許しを請う。涙ながらに抱き合う兄弟。その時エルサレムの城壁に十字軍の勝利を知らせる旗が高々と掲げられる。(幕)