一本のオペラに挑戦!!
オペラを楽しむ会 主宰 倉科京子
下記の内容にて、ヴェルディ作曲、オペラ『第一次十字軍のロンバルディア人』(イタリア原語上演字幕付き)の公演を行います。この作品はヴェルディの第4作目『ナブッコ』の次の作品で『ナブッコ2』とも言われている作品です。素晴らしく美しいアリア、重唱曲、合唱曲等、美しい音楽に乗って進んでいきます。
つきましては、弦楽器、管楽器、打楽器奏者を募集いたします。
V1(4~6)V2(4~6)Vla(3~4)Cello(3~4)Conbass(2~3)
管楽器…ホルンは4、それ以外の管楽器は2ずつ、トロンボーンは3、
すでに、ホルン一人、フルート2人、V1,V2,Vla,Cello,クラリネットは一人ずつは決まってます。
この会は、ソリストの月々役一万円で16か月分の積立金、合唱の本番までの参加費3万円、広告協賛費、チケット代等で運営できています。したがって考え方は、参加者の出資金で成り立っていますので、オーケストラの方も基本的にはギャラはありませんが、実費はお支払いするという考え方です。つまり、交通費、ホテル代、お弁当代はオペラを楽しむ会からの負担になります。チケットの売れ行きが良くギャラをお出しできることもあります。
本番までの練習日時 2017年2月5日(日)10:00~17:00 、2017年9月9日(土)10:00~17:00、
2017年10月28日(土)10:00~17:00、2017年11月11日(土)10:00~17:00または11月19日(日)10:00~17:00
練習会場 : あがたの森、第2地区公民館、芸術館 オープンスタジオ等
G.P.&本番予定日時 : 平成29年11月下旬(土)(日)午後2時~午後4時半
予定会場 : まつもと市民芸術館主ホールあるいはキッセイホール大ホール
指揮・コレペティ : 澤木和彦先生(リリカイタリアーナ主宰)
照明・舞台監督 : JUKE
企画・演出・制作・合唱指導 : 倉科 京子
チケット代 5000円(大人)1500円(大学生)1000円(小・中・高校生)
練習・本番ピアニスト : 坂内美季・平山百合子
ダンス : 向井ダンスアートアカデミーにお願いする予定
登場人物 ジゼルダ(ソプラノ):アルヴィーの娘…〈倉科京子・松本市在住、三井ひかり・下諏訪在住〉 オロンテ(テノール):アッチャーノとソフィアの息子…〈横西久幸・松本市出身、岩原陽一郎・長野市在住〉 パガーノ(バリトン):アルヴィーノの弟…〈武田久義・長野市在住、横山弘泰・岡山県出身〉 アルヴィーノ(テノール):領主フォルコの息子…〈久保順平・富士見町出身、井藤航太・大阪市出身〉ヴィクリンダ(ソプラノ):アルヴィーノの妻…〈下平玲夏・伊那市在住、西山範子・塩尻市在住〉 ピッロ(バリトン):パガーノの従者 …〈井手守・塩尻市在住〉アッチャーノ(バス):アンティオキアの王 …〈未定〉ソフィア(ソプラノ):アッチャーノの妻 …〈塚田美樹・飯綱町在住〉行者(テノール)…〈村田耕太郎・東京在住〉 (配役は基本的にダブルです。上記は現時点での配役です)
問い合わせ先:オペラを楽しむ会 倉科京子
℡. 090-4393-6001 Fax. 0263-34-4300
E-アドレス lyric-pop@zenkyuin.or.jp
〒390-0815 松本市深志3-7-50
オペラを楽しむ会の趣旨 松本は楽都といわれ、さまざまな音楽の催しや、音楽団体、音楽の組織があり活躍しています。地域に密着した文化が息づいた土地柄です。そこで松本中心に地域発の音楽文化をオペラという形で表現しようと活動する音楽家で組織されたのが「オペラを楽しむ会」です。出演者が互いに切磋琢磨しあい、最高レベルのオペラを創造しようと努めています。その趣旨にのっとり、
1、 地域の音楽家や愛好家でオペラを創造する。
2、 地域の音楽家や愛好家に練習や発表の機会を提供し育成する。
3、 地域の方々が気軽にオペラに触れることができる機会をつくる。
4、 これらにより地域の音楽文化の振興に貢献する。
以上を趣旨として公演を開催いたします。
時と場所 :1099年/ミラノ,アンティオキア,エルサレム
あらすじ
第1幕:復讐
ミラノの聖アンブロジア寺院の前の広場
「前奏曲(28小節)と導入」美しいヴィクリンダを巡ってローマ貴族の兄弟アルヴィーノとパガーノは争っていたが、ヴィクリンダはアルヴィーノと結ばれ、パガーノは兄を殺す企みを計り追放された。聖地巡礼を終えパガーノは故郷に戻るが、幸福な二人を見て再び兄への憎しみをつのらす。そこへ司祭が現れアルヴィーノに異教徒に奪われた聖地を取り戻すべく指導者になるように呼びかける。「修道女たちの合唱、情景、詠唱と刺客たちの合唱」。パガーノはヴィクリンダの忘れ得ぬ思いとアルヴィーノへの復讐を歌う。「おお、復讐への喜びよ」
ファルコ宮殿の回廊、アルヴィーノの部屋。ヴィクリンダと娘ジゼルダが不安にかられている。「ああ、聖なる乙女よ」と祈る。パガーノが刺客を連れアルヴィーノの部屋へ忍び込む。しかしパガーノは誤って父親を殺してしまう。絶望するパガーノ。
第2幕:洞窟の人
一年後アンティオキアのアッチアーノ王宮殿の大広間。ヨーロッパからキリスト教徒の十字軍が迫っていると聞き、アラーの神に祈る「使臣たちの合唱」。王子オロンテは捕らえられたアルヴィーノの娘ジゼルダと愛し合うようになる「二人の喜びの歌」。オロンテはキリスト教への信仰に傾く。
山中の洞窟。十字軍の行進。パガーノは素性を隠し十字軍に加わっている「十字軍の賛歌」。アルヴィーノが現れパガーノとも知らずに聖地奪還を語り合う。アッチアーノ宮殿でジゼルダが母を思い祈る。血にまみれたアルヴィーノがトルコ軍を追って現れる。
第3幕:改宗
ジョサファットの谷。エルサレムを目指す「十字軍や巡礼の合唱」。洞窟の中。ジゼルダはオロンテと共に手を取り父親の陣営から逃げるが、オロンテは深い傷を負う。あまりの苛酷さにジゼルダが神を呪うと、行者が現れオロンテはキリスト教徒の洗礼を受け昇天する。「喜びが血を沸き立たせる」
第4幕:聖墓
エルサレムに近い洞窟。ジゼルダはオロンテが聖霊達と法悦にひたっている夢を見る。幻想から覚めたジゼルダは「夢ではなかった」と歌い十字軍の元へ急ぐ。エルサレムへ行進する人々の開放への願いをこめた合唱。「おお主よ、故郷の家々を」。激しい戦いの中、瀕死のパガーノはアルヴィーノに名乗り出て許しを請う。涙ながらに抱き合う兄弟。その時エルサレムの城壁に十字軍の勝利を知らせる旗が高々と掲げられる。(幕)