第11回公演『愛の妙薬』合唱団募集について

2021年11月2日

第11回オペラを楽しむ会公演『愛の妙薬』 合唱団募集について

オペラを楽しむ会 主宰:倉科京子

以下に記したオペラ公演の合唱メンバーを募集します。体を使った発声練習から始まりイタリア語の発音、歌い方をしっかりと追及しながら、楽しい雰囲気で練習していきます。本番を迎えるまでの過程を、ご一緒に楽しみましょう。初心者、経験者問わず、興味のある方は、大歓迎です。なおステージには乗らないが、練習のみ希望の方も立ち稽古直前まで、ご参加可能です。

合唱指導者:倉科京子、澤木和彦、矢崎恭子、上條力秀、

練習日程:12月11日(土)13:00~15:00から開始。練習会場は松本市第2地区公民館大会議室。12月は1回で、来年の1月から月に2回とする。主に土、日の

10:00~12:00か13:00~15:00。立稽古が始まり本番に近くなってくると時間は長くなる。

参加費用:37,000円 他必要経費:楽譜代、衣装代等実費

演目:『愛の妙薬』作曲年:1832年  初演:1832年5月12日、ミラノ、カノッビアーナ劇場

公演日時:2023年4月あるいは5月連休中の日曜日14:00~

会場:まつもと市民芸術館主ホール

指揮者:上條力秀  オーケストラ:オペラを楽しむ会特別編成オーケストラ

コレペティ:平山百合子

音楽:ガエターノ・ドニゼッティ(1797-1848)

台本:フェリーチェ・ロマーニ(1788-1865)

初演:1832年5月12日、ミラノ、カノッビアーナ劇場

時と場所:1700年代末、スペインのバスク地方のある村

登場人物:アディーナ(ソプラノ):金持で移り気な農園の女性管理人…倉科京子(松本市在住)

ネモリーノ(テノール):アディーナに恋する若くて単純な農民…井藤航太(東京都在住)

ベルコーレ(バリトン):村に駐屯する軍の小隊のキザな軍曹…藤森秀則(諏訪市在住)

ドゥルカマーラ(バス):いかさま行商薬売り…井手守(塩尻市在住)

ジャンネッタ(ソプラノ):村娘…下平玲夏(伊那市在住)

コーラス:男女の村人、連隊の兵士と楽隊など

アウトライン

若くて村一番の美人のアディーナは、お金持ちの農園管理人であり教養もある。これまでも多くの男性に言い寄られてきたが軽くあしらって相手にしてこなかった。ところが、同じ村の若者で教養がなく貧しくいつもダラシノない格好をしているネモリーノが、よりによってこのアディーナに恋をしてしまったから大変。人の良いことだけが取り柄のネモリーノは何とか彼女の愛を得たいと思うのだが、いつも馬鹿にされるばかりである。

ドニゼッティのオペラ・ブッファの代表作。牧歌的な純朴さを、底抜けの明るさをもつ喜劇だが、ちょっぴりセンチメンタルでホロリとさせるような面も持つ逸品。〈愛の妙薬〉とは、実は単なる安ワインなのだが、それを〈妙薬〉と信じ込んで飲んだ若者ネモリーノが、やっとのことで大好きなアディーナの愛を得、結果的には〈妙薬〉の力で、恋人と結ばれる。

【第1幕】……女性管理人のアディーナが村人たちに囲まれて本を読んでいる。村の若者ネモリーノは彼女の美しさを称えるが、愛を告白する勇気がないことを嘆く。一方アディーナは『トリスタンとイズー』の物語のような〈愛の妙薬〉があったらと歌う。太鼓の音とともにベルコーレ軍曹が登場、アディーナに花を捧げ、愛を囁く。さらに結婚を迫るが、彼女はすぐには承諾しない。軍曹や村人が去った後、ネモリーノはアディーナに求婚するが、病気の伯父さんを見舞ったらと、つれない返事。

広場にインチキ薬売りのドゥルカマーラが到着、村人に薬を売りまくる。愛の妙薬が欲しいというネモリーノには、一日後に効き目が現れると安ワインを売りつけた。ネモリーノは早速飲み干し、陽気になってつい大きな態度に。気を悪くしたアディーナは当てつけにベルコーレの求愛を受けてしまう。慌てたネモリーノは、結婚式は明日まで待ってくれと頼むが聞き入れられず、村人たちに馬鹿にされるばかり。

【第2幕】……農場の中では結婚式の準備が進められる。ドゥルカマーラと一緒にはしゃぐアディーナは、内心ではネモリーノのことが気になっている。ネモリーノはもう一本薬をくれとドゥルカマーラに頼むが、お金がない。ベルコーレが軍隊に入れば金が貰えると誘い、早速契約し、再び薬を手に入れる。

すると、村の娘が急にネモリーノにちやほやし始めた。実は彼の伯父さんが亡くなり遺産が手に入ることになったからだが、まだそのことを知らないネモリーノは、薬の効き目と喜ぶ。それを見て不安になったアディーナは、ドゥルカマーラに相談。〈愛の妙薬〉を手に入れるため軍隊にまで入ったネモリーノの心を知り、涙ぐむ。「この娘にも薬がいる」と売り込むドゥルカマーラを断り、アディーナは自分の力で彼を取り戻すと誓う。アディーナは入隊の契約書をベルコーレから買い戻し、二人は愛を誓って抱き合う。出てきたベルコーレは、これを見て驚くが、やがて諦めて出発。ドゥルカマーラもインチキ薬を全部売り尽くし、村人たちの歓声に送られて出ていく。メデタシ、メデタシ!

オペラを楽しむ会の趣旨

松本は楽都と言われ、様々な音楽の催しや、音楽団体、音楽の組織があり活躍しています。地

域に密着した文化が息づいた土地柄です。そこで松本市を中心に地域初の音楽文化をオペラという形で表現しようと活動する音楽家で組織されたのが「オペラを楽しむ会」です。出演者が互いに切磋琢磨し合い、最高のオペラを創造しようと努めています。その趣旨にのっとり

  • 地域の音楽家や愛好家でオペラを創造する。
  • 地域の音楽家や愛好家に練習や発表の機会を提供し育成する。
  • 地域の方々が気軽にオペラに触れることができる機会をつくる。
  • これらにより地域の音楽文化の振興に貢献する。

★今までの流れ・・・

・第1回公演…2007年「現代歌舞伎版 ホームコメディオペラ フィガロの結婚」、

・第2回公演…2008年松本文化会館中ホールにて「ドン・ジョヴァンニ」、

・2009年倉科京子ソプラノリサイタル『音の宴』(オペラを楽しむ会合唱団賛助出演)、

・第3回公演…2011年「蝶々夫人」、

・第4回公演…2013年「ラ・ボエーム」、

・土の会公演…2015年「こうもり」に本会全面協力、

・第5回公演…2016年「仮面舞踏会」、

・第6回公演…2017年「第1回十字軍のロンバルディア人」、

・第7回公演…2019年「ノルマ」、

・第10回記念公演…2020年5月3日「椿姫」は新型コロナウィルス感染拡大防止のため2021年4月18日に1年遅れで開催されました。

 

 

問合せ先  オペラを楽しむ会  主宰  倉科京子

Tel. 090-4393-6001

Fax. 0263-34-4300

Emailアドレス lyric-pop@zenkyuin.or.jp

〒390-0815

松本市深志3-7-50 全久院内