総代会ルーツを訪ねる旅

200804191816.jpg平成19年10月4〜5日愛知県豊橋市全久院を訪ねる研修旅行に行って来ました。

全久院はもともと徳川譜代大名、戸田家の菩提寺です。松本城最後の城主の戸田光則(みつさだ)が廃仏毀釈を断行。その時の住職意龍和尚は道元禅師の御親筆「正法眼蔵 山水経」ほか6巻のお経(国の重要文化財)を豊橋全久院に持って逃げ、法脈を引き渡し、松本に帰り、次に寺の什物を長持ち3個に詰め、大八車に乗せ、郷里の新潟出雲崎に難を逃れました。松本市の歴史にも大きく関わるこの一大事件、全久院の歴史を学ぶ研修として、現在法脈は切れてしまいましたが豊橋全久院を訪れたわけです。上の写真は戸田家歴代の党首の墓前での写真です。8年ほど前にも、山門の落慶事業の一環として豊橋を訪れ、現在は廃仏毀釈という歴史を共有し、歴史の大きな波に翻弄された寺どおし交流を再開しました。左の写真は中央が私で、左隣が現住職様と副住職様です。

200804191818.jpgまた豊橋全久院の近くには有名な豊川稲荷がありますので参拝し、ご祈祷していただきました。こちらも豊川閣妙厳寺が正式な寺号で、曹洞宗の寺です。ご祈祷のお経の早さは私には着いて行けない程で、聞いてはいましたがお経も寺によって様々と感じました。