去年も7月29日(火)に供養祭が行われました。食中毒の起こりやすい時期ということもあり、「魚鳥類に感謝すると共に、もう一度気を引き締めて調理に向き合おう」との会長さんからの挨拶がありました。松本の調理師さんのどんな小さな命に対しても、感謝の意を持って包丁をさばく心意気を感じます。松本では「いただきます」「いただきました」は普通に使われていることばですが、他県に行って「いただきました」というと不思議そうな顔をされます。松本の方言だそうです。「食物の命をいただきました、という意味です」と説明すると納得してもらえます。命が軽んじられる現在、私たちがもう一度考え直さなくてはならない大切なことではないでしょうか。この写真は神道前の女鳥羽川にて調理師会員と鯉・金魚・うなぎを放しているところです。こんな気持ちで松本の調理師の皆さんが私たちに食を提供してくださっていることを是非知っていただきたいと思います。