俊浩の修行も4年目に入りました。現在、代侍者寮に配属され、本堂での法要で導師の香合を持ち、導師と一緒にお参りする役を勤めています。全ての儀式の動きを覚えないとこの役は務まりませんので、彼にとっては毎日が勉強ということになります。右の写真は1月本山の直末会新年会のお参りに行った時に撮ったものです。本山では1月には寒行をします。鶴見の町に托鉢に出ます。その日は東京でも珍しくみぞれの降る寒い日でした。修行僧の衣を繕ったり、様々な手助けをしてくださる白慈会の婦人部の皆さんが、托鉢に出かける修行僧を送ってくださる場面に、偶然出くわしました。薄い雨合羽と、雨でも擦り切れないように特別に作られたビニールのわらじで、役目上先頭きって飛び出して行きました。厳しい修行の中でも、周りから暖かく見守ってもらえる豊かさを感じて修行に励んでいると感じました。